座りっぱなしがあなたの寿命を縮める
集中力の低下や健康状態の悪化は現代病が大きな原因なのではないかと考えられているんです。
論より証拠ということで面白いインフォグラフィックから引用させて戴きます。
ここでの怖いところはたとえ運動してても6時間以上座ってる人は3時間未満の人に比べ15年後の死亡率が40%アップ!

怖いもんですなぁ…😱
そもそも人間は座るように出来てなくて餌を探して歩いたりするのに適した動物。
なんでナマケモノの様にはいかないわけです。
なんてったって椅子が普及したのはごく最近で、
シェイクスピア(中世)の『リア王』とディケンズ(19世紀)の『荒涼館』という
小説で比べると前者は3回、後者は187回登場してるのだと。
昔は椅子はある意味権力の象徴で座る機会はあまり無かったみたい。
さらに人間を含め哺乳類は自分の状態を一定に保とうとするホメオスタシスという機能があります。
体温がほぼ一定なのが代表例でしょう。
これが体にも言えまして、座りすぎで姿勢が悪くなると特定の骨盤が歪む。
それを戻そうと他の部位が逆に歪んで全体的に調整しようとする。
これが腰痛や肩こりの大まかな原理。
それに追い討ちをかけるように使わない部位を弱くする破骨細胞って細胞によって骨密度が低下、骨が弱くなっちゃう。
座りすぎで健康状態が悪くなっちゃあ、そりゃパフォーマンスも下がるでしょう。
この辺の「現代人やべえぜ」って話は「サピエンス異変」って言う本に詳しく書いてあります。
少し退屈かなって本ですが興味がある方は是非。
サピエンス異変ー新たな時代「人新世」の衝撃
現代の長時間のデスクワークの悪影響を散々言ってきたわけですが、じゃあ立ったり歩いたりとかはメリットあんのか?
をお伝えしようかと。
まずはストレス削減。運動はストレス発散になるとはよく言われてますがじゃあ最低ラインって何処?
と疑問を持つ方も多いはず。
これを2017年にHUNTというデータベースを使った研究が教えてくれてます。
この中では「軽い運動(ウォーキングやストレッチなど何分やっても息が上がらない)」を週に1時間するだけでメンタルの悪化が12%も防げるそう。
またドイツのカールスルー工科大学の実験だと30-60分のウォーキングを週2回続けてもらった学生はテスト期間もストレスが少なく成績もアップしました。
仕事をしてる方はお昼休みに散歩したらこの辺のベースラインはクリアできそうですよね。
この辺のストレス対策に興味がおありの方はパレオな男こと鈴木祐さんの「超ストレス解消法」がお勧めです。
超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
最も注目すべきは集中力や効率性でしょう。
アメリカのノースカロライナ州の小学校でエアロバイクを漕ぎながら読書する「リード・ライド」時間を設けたところこのプログラムの参加者は学年末に読書の熟達度が42%高かったという結果が出ました。
別の研究では立ち机の導入でテスト成績が約10%増という結果も。
これは体の中でも大きな筋肉である腿の筋肉がより使われて血流が良くなり脳に血が行きやすくなったことが原因だと考えられています。
そう考えるとデスクワークでは血流も止まりやすいので集中力などが低下するのも当然でしょう。
自分はこれを聞いて本棚の上に机を乗っけてスタンディングデスクにしてステッパーで歩きながら読書することにしました(笑)。
ステッパー
このステッパーは高いですがキシキシ音もせず頑丈なので結構重宝します。
これに加え心肺機能が向上すると脳力がアップすると言われています。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
一流の頭脳
これのおかげで自分自身結構変われたのでとてもお勧めです。
勿論歩くだけでなく運動も取り入れたほうがより認知機能も上がるのですが流石にいきなり運動はハードル高い人も多いはず。
仕事の効率アップや健康促進も兼ねて休憩時間に10分のウォーキングから始めてみては如何でしょうか。
どうぞよしなに〜。